本記事では2023年の年末に湾岸エリアに2LDKのタワーマンションを購入した夫婦が、購入を検討しはじめた理由と、検討した内容を記載しております。
湾岸エリアでマンション購入を検討されている方やタワーマンションの購入を考えている方はぜひご確認ください。
引っ越し検討動機は異常に高い横浜の保育費
マンション購入検討開始当時、横浜に住んでいた我々夫婦の家賃は3DKで月10万円と破格の安さでした。
しかし、子供を考える共働き世帯で切り離せない問題が保育園問題。
我が家の世帯年収から考えると、保育費はおそらくMAXの8万円程度となることが予想できました。
8万円も取られるなら、家賃を上げて保育費が安く職場に近い都内に引っ越したほうが同じ金額を支払った際の満足度が高くなるのでは?との安易な考えから、引っ越しが頭をよぎるようになりました。
また、都内は第2子の保育費が無料になることも引っ越しの後押しとなりました。
※決して横浜市をdisる意図はないです。きれいで住みやすく好きな街でした。
希望エリアの都内戸建ては残念ながらまず無理
今の住居を購入する前は、私も夫も住宅ローンを組むことに消極的な賃貸派。
しかし、何事もよく知ったうえで比較検討をすることが大事だよね。と意見は一致していたので、下記の順番でまずは情報を集めることにしました。
- 戸建て情報 近場の住宅展示場
- マンション情報 ネット広告→気になる物件は不動産会社に問い合わせ
住宅展示場では主に世帯年収から組めるローン金額のシュミレーションと、希望エリアに土地と上物を立てた場合の費用感をご提示いただきました。
私は主人と結婚するまで、世田谷区や中央区で一人ぐらしをしていたため、とりあえずそちらのエリアでシュミレーションをしていただいたのですが……優に1億を超える予算が必要そうとわかり、即刻撤退を決意しました。
戸建て、無理や……
私と夫は同程度の収入であり、子供も希望していたので組める組めないは別として、5000万円ずつのペアローンを組むことは現実的ではないと考えていました。産休育休による収入減もありますし、もしも保育園に入れなければ私は職場復帰できなくなってしまいます。
マンション購入はありなのかも
住宅展示場では1億越えのローン金額にビビりまくっていた私たち夫婦でしたが、住宅ローンの節税効果の説明を受け、夫もしくは私が単独でローンを組める金額の住居であれば、購入も検討したいと考えるようになっていました。
※最終的に我々夫婦はペアローンでマンションを購入しています。
住宅の購入予算はざっくり6,000万、間取りは2LDK、エリアは保育費が比較的安い中央区で検討をはじめました。
今思うと予算の割にエリアを欲張っていますが、この後徐々に現実を知ることとなります。
東日本橋エリアでマンション見学へ
まずは不動産広告サイトで見つけた東日本橋エリアの2LDKを見学させていただきました。
しかしながら、エリアの割に私たちの予算が低かったこともあり、正直見学させていただいたお部屋にいいなと思える要素を見出すことはできませんでした。
特に気になったのは下記の4点です。
また、広告で見た物件以外にも近隣エリアも含めて類似の価格帯のお部屋をいくつかご紹介いただきましたが気に入る物件はありませんでした。
ここまで物件について気になった点について言及してきましたが、実際に足を運んでみて、エリアに対する印象がよりシャープになりました。
エリアの気に入った部分は下記です。
逆に、気になった部分としては下記がありました。
特に我々夫婦は今後子供が欲しいと考えていたので、歩道の狭さや公園の少なさが少し気になりました。
※決して東日本橋エリアをdisる意図はないので、私たち夫婦の価値観での話と思っていただけると幸いです。
勝どき、月島エリアへ
職場からのアクセスがよい東日本橋エリアを第一候補としていましたが、中央区内でも子供をより育てやすそうなエリアにシフトすることを検討しはじめました。
候補にあがったのは私が結婚前に住んでいた月島、勝どきエリアです。
理由は下記です。
また、個人的にはベイエリア特有の解放感のある景色と涼しさが気に入っていて、もう一度住みたかったというのもあります。
逆に住んでいた時期に気になっていたポイントは下記です。
※数年前の状況なので、現状とは異なる可能性があります
液状化以外の不満であった、ケーキやパンは外出先で購入して帰ることができたので、少しの手間で解消可能な不満しか持っていなかったとも言えます。
非タワーマンションorタワーマンション
月島、勝どきエリアで検討を始めましたが、もうひとつ考えなければならないことがありました。
そうです、みなさんが大好きな、非タワーマンション VS タワーマンションどっちがいいの問題です。
私たち夫婦は最終的にはタワーマンションの購入を決意するのですが、最初は非タワーマンション派でした。
というのも、タワーマンションには非タワーマンションにないデメリットが多くありそうだと考えていたためです。
ご覧いただいてわかる通り、偏見(マウント)や事実無根の噂話(お米が炊けない)も混じっており、我々夫婦はタワーマンションに対する解像度が低い状態でした。
デメリットと感じている点が本当にデメリットなのか、調べを進めることにしました。
調査を進めた結果、考えていたデメリットは実際には起こらなかったり、非タワーマンションでも考えられることだと割り切る方向性に考えが傾いていきました。
ちなみに、最後まで気になっていたのは災害時の避難で、最終的に私たち夫婦はこの懸念を払拭するため、自分と子供が階段で上り下り可能と考えられる階数の部屋を選びました。
タワーマンションの魅力
勝どき、月島エリアでは予算に合う晴海エリアのタワーマンションを見せていただきました。
それまで非タワー物件ばかりを見ていた私たち夫婦は、この時初めてタワーマンションを見学することになり、見事に魅力にとりつかれてしまいました。
特に気に入ったのは下記の点です。
タワマン、最高やん……
特に、信号や大きな道路なく子供を遊ばせられるスペースにアプローチ可能であったことは、私たち夫婦にとって大変魅力的でした。
一度目の申し込みと敗北
見学の中で、特に気に入った物件として晴海アイランドトリトンスクエアビュータワーがありました。
この物件の気に入ったポイントは下記です。
特に金額とリフォームがほぼ不要そうであった点は非常に魅力的でした。
晴海のタワーマンションが6000万円程度で購入できるなんて、今の市況からは考えられないですよね……
とはいえ6000万円の物件を見学即日に決断できる度量は当時の私たち夫婦にはなく、一日持ち帰って検討し、翌日に申し込みの連絡をしました。
しかしながら、我々とほぼ同時に現金一括購入の方が申し込みを決めており、ローンを組んでの購入を検討していた私たち夫婦は、交渉の土俵に乗ることもできず、撤退を余儀なくされました。
とても気に入った物件だったので、今思い出しても少し悔しいです。
しかしながら、この経験からも学びがありました。
気に入った物件は即申し込み必須……!
私たちはこれをスローガンに今後の物件検討を進めていくことになります。
とはいえ、マンションは人生の中でもとても大きな買い物ですので、読者の皆様にこの考えをおすすめできるかといわれると、微妙です。
十分にエリアに対する解像度を上げ、なお気に入った物件があった際は即申し込みできる状態にしながら検討を進めていただくのがよいと思います。
HARUMI FLAG(ハルフラ)かそれ以外か
とても気に入った晴海アイランドトリトンスクエアビュータワーでの戦いに敗れた我々にもまだ希望はありました。
そうです。
新築マンションのHARUMI FLAG SKY DUO 第一期です。
この晴海フラッグ(別名 ハルフラ)は私たち夫婦が中央区に住めるかもしれない最後の希望でもありました。
というのも、私たち夫婦は10倍界王拳!と陽気にローンを組める性格ではなく、下記を大切にしていたためです。
※この文脈での10倍界王拳は夫婦の与信をMAXまで使用し、世帯年収の10倍のローンを組む意味で使用しています。
ワガママ条件ですね……!
ハルフラは当時3LDKで7000万を切るお部屋も用意されていたので、当たればこれ以上ない条件でした。
そう、当たればです。
私たち夫婦は悩みに悩みました。
それこそハルフラの各住戸の㎡単価と眺望条件、階数、間取り、金額をエクセル化して申し込みする部屋の検討を重ねました。
できるだけ倍率が低そうで、希望条件をかなえられて……
そうして気づいたのです。
あまりにも悲しい気付きでしたが、私たち夫婦はハルフラ争奪戦から撤退することを決めました。
申し込んでみて当たらなければ別のエリアを検討する。という方針に切り替えることも考えられましたが、他のハルフラ狙いの一次取得者も同じ動きとなり、物件を取り合うことになりかねないと考えました。
そのため、ハルフラには申し込まずに別の物件でポジションセットをする方針に切り替えることを決断しました。
さようなら、中央区暮らしの夢……
江東区豊洲、有明エリアへの変更
中央区とハルフラをあきらめることを決めた私たち夫婦は、現在居を構えるエリアに出会います。
そう、湾岸エリア最後の希望である江東区の豊洲、有明エリアです。
江東区は23区の中でも保育費が高く、当初の保育費を下げたいという希望はかなわなくなってしまいますが、それでもメリットがありました。
ちなみに私たち夫婦の通勤時間は下記のように改善されました
次回、念願のタワマン購入編へ!
次回!ついに購入する物件と出会います。
江東区のタワーマンション事情と住宅ローンの組み方、値下げ交渉については下記にまとめましたので是非ご確認ください。
本ブログでは他にも下記のような記事を書いています。よろしければご確認ください。