本記事では2023年の年末に湾岸のタワーマンションを中古で実際に購入し、入居して半年以上が経過した夫婦が考える。タワーマンションのメリット・デメリット、中古で購入するメリット・デメリットと湾岸タワーマンションのメリット・デメリットについて紹介します。
実際にマンションを購入するまでに検討した内容や、値段交渉、住宅ローンを組んだ銀行などについては過去のブログにまとめておりますので、よろしければご確認ください。
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タワーマンションのメリット
まずはタワーマンションのメリットについて2点ご紹介します。
私たち夫婦は今でこそタワーマンションに住んでいますが、住宅の購入検討を始めたてのころはタワーマンションに住みたい!とは全く考えていませんでした。
しかしながら、物件を検討する上で比較のために訪れたタワーマンションで魅力を知り、実際に購入をしております。
タワマンに興味のなかった夫婦が購入を決意するまでの心境の変化については下記にまとめていますのでよろしければご確認ください。
タワーマンションのメリット_①専有部の豪華さ
これはタワーマンション以外のマンションでも該当する場合がありますが、タワーマンションは共有部のみならず、専有部の設備にも高い仕様を採用している場合が多いです。
天井高が一般的なマンションより高く作られていたり、窓サッシの仕様やディスポーザーの設置、床暖房の完備など、こだわりがある物件が多くあります。
私たち夫婦は一般的な賃貸マンションからタワーマンションに引っ越しをしたのですが、その防音性能と気密性の高さに驚かされました。
実家から普段は戸建てに住んでいる母が遊びに来た際も、「隣の部屋は空き家なの?全然物音が聞こえないね」と驚いていました。
蛇足ですが、ある程度居住階数が高ければ虫も見かけません。
タワーマンションのメリット_②共有部の豪華さ
続いてはタワーマンションといえばの共有部の豪華さについてです。
私はちょうど現在のマンションに住み始めてから妊娠したので、共有のゲストルームに友達や家族を招くことができ、妊娠中の大変よい気晴らしになりました。
自宅で旅行気分が味わえますし、遠出して体調を崩す心配もなくよかったです。
また、共有のゲストキッチンなどがある物件もあり、自宅を大掃除しなくとも気軽に友達を呼べます。
コンビニやスーパー、保育園にスパがマンション内に併設されている物件もあります。私の母はおうちに遊びに来てくれた際にマンション内に併設のバーラウンジでお酒を飲んで楽しんでいたようです。
自宅に人を招く機会の多い方は共用設備が充実したタワーマンションを楽しめること間違いなしだと思います。
さらに各階ごみ置き場の物件は本当に最高です。いつでもごみを捨てられますし、ごみ置き場が各階であればエレベーター内にごみを持ち込む必要がないので、人の目も気になりません。
他の家庭のごみとエレベーターに乗る機会もないので、本当に最高の設備だと思います。
今後ほかの物件に引っ越す場合も各階ごみ置き場の物件にすると思います。おむつを着用する必要があるお子さんがいるご家庭は、おむつのにおい問題からも解放されるのではないでしょうか。
タワーマンションのデメリット
続いては実際に住んでみて感じるタワーマンションのデメリットについてです。
巷でよくタワマンのデメリットとして噂されている居住階数によるマウントは感じたことがありません。というのも、昨今都心の物件価格は急上昇しており、新築時の高層階価格を今の低層階の価格が超えていることもざらにあるためです。物件価格は間取りや方角にもよりますしね……
また、地震時の揺れについても、今のところ気になりません。過去住んでいた低層マンションの方が同じ震度でも揺れが大きかったです。
タワーマンションのデメリット_①家から出るまでに時間がかかる
現在の住居に引っ越す以前はオートロックすらないマンションに住んでいたため、自宅を出てエレベーターに乗り、エントランスを抜けて外に出る必要があることを煩わしく感じるときがあります。
特に自宅から出たタイミングでは外の天候を把握できないため(天気予報や窓の外を見てから外出すればいいだけの話ではあるのですが……)、雨天時に傘を持たずにエントランスまで来てしまうことが何度かありました。
せっかちかつ事前に天候を調べない私のようなタイプの方はイライラしてしまうかもしれません……笑
防犯面などを考えると、自宅に到達するまでに時間がかかるのは悪いことではないとは思うのですが
タワーマンションのデメリット_②日差しが強い
私の住んでいる住戸は一般的に日差しが強いといわれる南向きの住戸ではないのですが、それでも夏場は日差しの強さが気になることがあります。前面に遮蔽物がなく、居住階がある程度の高さであれば低層のマンションよりも日当たりの良さを感じやすいのではないでしょうか。
見学の際は住戸の方角に合わせて、最も日当たりのよい時間帯に外からの光がどの程度入るかを確認されるのがよいかもしれません。
タワーマンションを中古で購入するメリット
こちらではタワーマンションを中古で購入する場合に得られるメリットを購入時と居住時に分けて解説します。
タワーマンションを中古で購入するメリット_購入時
購入時のメリットは新築と比較して価格が安いことが挙げられます。
当たり前じゃないか!と思われるかもしれませんが、この価格が安いはただただ坪単価が築年数経過分安くなっている。というだけではありません。
マンションによっては、中古であっても近隣の新築より豪華な仕様のマンションがあり、よりハイスペックな仕様であるにも関わらず、安く購入することができる場合があります。
新築マンションの建築費用は昨今の物価高による建築資材の高騰、人件費高騰に合わせて高騰していることが理由として挙げられます。
建築資材や人件費の高騰影響を受けていない物件は、現在と比較してより安く建築できており、マンションによってはその分仕様を豪華にできた物件もあるということですね。
タワーマンションを中古で購入するメリット_居住時
続いては居住時の中古タワマンのメリットについてです。
こちらは一見なさそうに思われるかもしれませんが、意外にも住んでみて2点発見することができました。順番にご説明します。
タワーマンションを中古で購入するメリット_居住時_①保育園入園
中古で購入すれば、一斉入居組と親・子ともに年齢が離せる可能性が高まり、競争に巻き込まれにくいorある程度保育園の入園可否が予測できる点がメリットと考えています。
タワーマンションのような大規模マンションでしかも新築であれば、マンション購入適齢期の世帯が一斉に入居し生活を始めることになります。
分譲マンションや中古マンションは一般的に30代、40代での購入が多いことから、入居者とその子供の年齢にある程度偏りが出てくることが予想されます。
そうなると近隣の保育園に人気が集中し、希望の園に入園できなかったということが起きてくる懸念があります。
その点、中古物件であれば新築入居世帯と入居者とその子供の年齢を離すことができ、保育園戦争に巻き込まれる可能性を下げるor事前に保育園の入園可否を過去の傾向からある程度予測可能になります。
現在お子さんがいらっしゃる世帯の方は保育園や近隣の小学校についてもリサーチを行った上で購入する物件を選べるとよいかもしれませんね。
タワーマンションを中古で購入するメリット_居住時_②修繕積立金の滞納状況確認
2点目は新築時には予測不可能な修繕積立金の滞納状況を確認できる点です。
マンションの修繕は、戸建てとは違って各住戸の所有者が毎月一定金額を収めて積み立てたお金を使用して実施されます。
マンションによってはこの修繕積立金を滞納する世帯が多く発生していたり、適切な修繕を実施できないような低い金額しか集められていない場合があります。
新築時にどの程度の世帯が修繕積立金を滞納するかを予測するのは難しいですが、中古マンションであれば購入時に情報を取得することが可能です。
あわせて、マンションが管理組合により適切に運営されているかも運営に関する会議の議事録などから確認しておくと安心かと思います。
修繕積立金を滞納している世帯が多いマンションは将来的な資産価値にも影響が出そうで、できれば避けたいですよね……
タワーマンションを中古で購入するデメリット
次に中古でタワーマンションを購入するデメリットについて紹介します。
中古購入によるデメリットは今のところ感じていない。というのが正直な話なのですが、子供に資産として残してよいものなのか。という点については今後よく考えていく必要があると考えています。
というのもそもそもタワーマンション自体の歴史が浅く、まだ建て替えなどに至った事例がないためです。
私たち夫婦は建て替え前の現住居で老後を過ごすことになろうと問題はないのですが、子供世代に譲ることを考えると建て替えの問題に直面することになるのではと考えています。
タワーマンションは一般的に容積率が高いこともあり、建て替え時に住戸を増やして現在の所有者の負担金額を減らす方針も取りづらいことが考えられます。
それでも立て替えにメリットがあるほど土地自体に魅力があるとよいのですが……何十年も後の土地の魅力を予測するのは難しいと考えています。
湾岸タワマンのメリット
湾岸のタワーマンションに住むメリットとしては下記のような事項が挙げられるかと思います。特に私は夏場涼しい点と主要エリアへのアクセスが充実している点が気に入っています。
飲んで終電を逃しても、気軽にタクシーで帰宅できるのは魅力的です。
湾岸タワマンのデメリット
湾岸のタワーマンションのデメリットとしてよく言われているのは液状化の懸念かと思います。
皆さんご存じの通り湾岸エリアの多くは埋め立てによってできた土地であるため、液状化について積極的に議論がなされることがおおいです。
私たち夫婦は国土交通省作成の液状化マップとマンションの仕様を確認しながら上手に居住場所を選ぶことができれば、ある程度のリスクは許容可能と考えています。
いかがでしたでしょうか。本ブログでは他にも下記のような記事を執筆しております。よろしければご確認ください。