NIPTtest(出生前診断)気になる費用と実施時期、項目について慶應義塾大学病院で実際に検査を受けた20代妊婦の記録

子育て

本記事はNIPTtestの実施を検討されている方向けに、実際に私が受けた際の経験をもとに執筆した記事です。検査については様々なお考えがおありかと思いますが、参考になりましたら幸いです。

NIPTtestとは

私は慶應義塾大学病院でNIPTtestを受けました。検査を受けた際にいただいた資料には、下記のようにNIPT検査に関する記載がありました。

NIPTは母体の血液中にごくわずかに循環している胎児あるいは胎盤由来のDNA断片を母体由来のDNA断片とともに解析します。

従来の採血による母体血清マーカー検査に比べて精度は高いですが、確実に診断できるわけではありません。

慶應義塾大学病院で受けられるNIPTtestはあくまで臨床研究として実施されていました。

高い?安い?NIPTtestにかかった費用

私たち夫婦は検査を受ける際に、トータルで111,200円の費用(自費診療)がかかりました。

内訳は下記です。

  1. 自費初診料+遺伝カウンセリング料金 10,000円
  2. 検査を受ける場合の検査費用 96,200円
  3. 自費再診料+遺伝カウンセリング料金(結果説明) 5,000円

カウンセリング実施後に、実際に検査を受けるか受けないかの意思決定をするフェーズがあり、受けない選択をされた場合、②、③の料金は不要になると思われます。

※私が検査を受けた際の情報をもとに記事を執筆しておりますので、最新情報については病院にご確認をお願いいたします。

NIPTtestは産科ではなく、同病院内に設置されている臨床遺伝学センターにて検査を実施いただきました。

NIPTtestでわかる項目

検出できる染色体異常は下記の3種類です。

  1. 21トリソミー(ダウン症候群)
  2. 18トリソミー
  3. 13トリソミー

慶應義塾大学病院で検査を受ける場合、その他の染色体異常や子供の性別についての情報は得られません

NIPTtestの実施時期と流れについて

私が検査を受けた際のスケジュールは下記でした。

  • 妊娠10週以降 予約受付開始
  • 妊娠15週0日までに検査実施が必要

検査日は必ず夫婦で来院する必要がありました。

私が受けた際は火曜日、水曜日の午後に検査を実施していました。

産科でご担当いただいている先生に、NIPT検査を希望する旨をお伝えして申し込みができました。

※私が受けた際の情報のため、最新情報は病院にご確認ください。

NIPTtestの結果と受ける決意をしてから結果待ち、結果判明後の心境について

NIPTtestの結果と結果判明後の心境について

NIPTtestの結果、私たち夫婦の第一子は13、18、21番染色体のトリソミーに該当する異常は認められない結果となりました。

ちなみに慶應義塾大学病院でNIPTtestを受ける場合、子供の性別やほかの染色体に関しての情報は伝えられず13、18、21番染色体のトリソミーに該当する異常のみについての結果を伝えられます。結果は電話でまず教えていただき、その後検診のタイミングでペラ1枚の結果報告書を受領する流れでした。

結果を聞いた直後は安堵と少しの子供への罪悪感など、さまざまな思いが駆け巡りました。

NIPTtestで判別できるのは先天性疾患のごく一部ですが、それでも結果を聞いた後、不安の多い妊娠・出産に対して以前より前向きになることができたので、私たち夫婦は検査を受けてよかったと感じました。

NIPTtestを受ける決意をした理由

私たち夫婦は双方35歳以下かつ、親族に遺伝性疾患は見つかっていない状況でしたが、下記の理由からNIPTtestを受けることを決めました

  1. 異常があった場合、妊娠継続について検討したい。
    • ※最終的にどういった判断をするかまでは決められておらず、結果次第で夫婦で話し合うことを決めていました。そのため、親や第三者には知らせず検査を受けました。
  2. 妊娠継続を決断する場合、異常があると知ったうえで妊娠継続決断し、覚悟を決めたかったため
    • 必ず無事に生まれるわけではない状況であることを事前に知ることで、覚悟を持ちたかった。

NIPTtest結果待ち期間の心境

慶應義塾大学病院では、採血からちょうど2週間後に電話で結果の連絡がありました。

検査結果の判明まで2週間と聞いたときは、かなり長いな。という印象だったのですが、期間中はどういった結果の場合も受け止めようと気持ちを整えることもできたので、私にはちょうど良い期間でした。

とはいえ、結果待ちの間はベビーグッズをそろえる気にもなれず、妊娠継続をしない決断にした場合、親や会社(私はつわりがひどかった事もあり、会社に妊娠を報告済みでした)にどう説明すればよいのだろうかと考え込んでしまうタイミングもありました。

NIPTtestを受けなかった場合、子供に遺伝性の疾患や病気が見つかったらというテーマについて真剣に考える時間を持てなかった可能性もあるなと感じたため。

じっくり考える時間を持てたことからも、NIPTtestを受けてよかったと考えています。

いかがでしたでしょうか。私たち夫婦はNIPTtestを受けたことをきっかけに、子供に疾患があった場合についてよく考えることができたため、NIPTtestを受けてよかったなと考えています。

他にも本ブログでは妊娠・出産に関連する記事を書いておりますので、よろしければご確認ください。

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